2024/04/12 [1/2日目]道の駅をつなぎ春の奥飛騨温泉郷へ(広域農道西部山麓線、ハーモニックロード、伊那中部広域農道、伊那西部広域農道、飛騨農園街道、味処みよし、栃尾温泉 宝山荘)


 今年もまた桜が咲く季節が訪れた。 この歳まで生きてくると、楽しいことばかりではない記憶が、満開の桜とともに蘇りそして消えてゆく。 最近、物忘れがひどくなったと嘆く晴れふら親父だが、それと同時に忘れられる幸せも感じるようになってきた。 子供の頃から毎年眺めてきた桜は、忘れてはならぬことを思い出させ、そして忘れさせてくれる特別な花なのである。

 そして一見、今年も変わらぬ花の季節を迎えたようだが、去年とは違った満開の桜を眺めることとなった。  昨年末の実父を最後に親たちをみな亡くし、思った以上の喪失感とともに散りゆく桜を眺めている。 また、定年後に立ち上げたプロジェクトがひと段落し、己の動機づけを思案しながら散りゆく桜を眺めている。 桜が散ればまた、我を忘れて走りだすことは判っているのだが、還暦を越えて今更知ること、学ぶことの多さに驚いているのである。

 そしてまたバイク旅も、桜同様に己の生き様を考えさせられる機会になる。 そんな旅になるかもしれぬ今回のツーリングは、会社OBの先輩達と奥飛騨温泉郷で酒を酌み交わして折り返す宿泊ツーリングである。 自分が入社したころから続くツーリングチームの筋金入りのバイク親父達からは、還暦を越えた今だからこそ受ける刺激も多い。

 (旧)晴れたらふらっとHPのログを確認してみると、同僚の紹介で初めて参加したのは2004年の氷見ツーリングであった。 それから約20年を経て自分達もそれを取り巻く世の中も随分と変わってしまったが、今も走り続けているということだけは変わっていない。

 今回先輩幹事が企画してくれた行程は、初日に三河から南信州へと国道153を北上し、冠雪が残る木曽駒ケ岳、御嶽山、乗鞍岳を望みながら奥飛騨温泉郷栃尾温泉を目指すルートである。 また二日目は、奥飛騨温泉郷からさらに国道471を北へ走り出し、白山を望みながら奥美濃へ抜ける北回りのルートをアレンジしてもらった。

 名古屋の街中の桜はすでに散ってしまったが、北へと標高を稼ぐ道中の桜はまだまだ花盛りであろう、ツーリングの様子と共に山間の遅い春を紹介できればうれしい限り。 そして何より、今回の先輩達との旅で何を学んだのか? 公私に渡り走り続けようと足掻き続ける親父のジタバタぶりをお伝えしてみたい。


  

九蔵峠展望台から冠雪が春の日差しに輝く御嶽山(標高3,067m)を望む



ルート概要


(一日目)

東海環状道豊田勘八IC-国153→中金町日影-県344,県33→豊岡-国153→道の駅信州平谷-国153→湯川(バス停)-広域農道西部山麓線→砂払町-県8→白山町三丁目-県15→大門-県15→座光寺宮崎-ハーモニックロード(月夜平大橋展望台)→高森カントリークラブ-県15→道の駅 花の里いいじま-県15→柏木-伊那中部広域農道-伊那西部広域農道→中の原-国361(権兵衛トンネル)→神谷入口-国19→道の駅日義木曽駒高原-国19→木曽大橋-国361(九蔵峠展望台)→美女高原公園-飛騨農園街道→丹生川町坊方-国158(平湯トンネル)→平湯IC口-国471→奥飛騨温泉郷 栃尾温泉(宝山荘)

(二日目)

奥飛騨温泉郷 栃尾温泉(宝山荘)-国471→神岡町麻生野-神岡カントリーロード→神岡町山田-県75→中野-国472→稲葉-県90→道の駅 飛騨古川いぶし-県90(猪塵山トンネル)→清見町夏厩-国158→道の駅 桜の郷荘川-国158→ひるがの白山神社-やまびこロード(道の駅 白尾ふれあいパーク,道の駅 古今伝授の里大和)→下剣南-国158→東海北陸自動車道美並IC



ツーリングレポート(一日目)


 東海環状豊田勘八インターから国道153に降りると、足助集落を迂回する県道344を経由し、ツーリングの集合場所である伊勢紙パーキングにたどり着いた。

 毎回頭が下がるのだが、先輩幹事から道の駅をつなぐ緻密な工程表が配布されるので、好き勝手な迂回路をたどり途中で合流することも可能になる。 これまでその段取りの良さにに甘えて、流れの悪い幹線国道移動を避けてタフな峠道や高速道路に迂回することが多かった。

 しかし今回は、このOBツーリングに初めて参加したころの初心に戻り、道の駅を繋ぐオリジナルのツーリングルートに同行させてもらうことにした。 久しぶりに再会した迂回仲間のDIAVEL乗りは、今回も別ルートの峠でZX-6RからW800 streetに乗り換えたネオクラ親父を煽る気満々であったが(笑)。


鬼神のダウンヒルを見せるDIAVEL乗りと久しぶりの再会


 近況報告もそこそこに国道153に走り出すと、いよいよ今宵宿の宿となる奥飛騨温泉郷に向けて北上を開始した。 実際に繋がって走り出すと、W800 streetの空冷二気筒360°クランのエンジン特性とピーシューターの乾いた排気音に退屈することなく、久しぶりのマスツーリングを満喫する。

 その後、道の駅信州平谷でトイレ休憩をとって治部坂峠(1,187m)、寒原峠(1,073m)を越えると、ほどなく飯田市街に差し掛かり満開の桜と花桃の出迎えを受ける。 平日始まりの日程のおかげか先行車も少なく、高速道路と遜色ない?ハイペースの走り出しとなった。


平日の国道153を快走し治部坂峠と寒原峠を越える


南信州の遅い春、飯田市街に入り満開の桜と花桃に出迎えられる


 その後、国道153から広域農道西部山麓線に駆け上がり、混雑する飯田市街の中心部を避けながら北上を続けた。 西部山麓線からは、芽吹きだしたばかりのリンゴ農園越しに、点在する桜に彩られた伊那谷の景色を見下ろしながら、南信州の春の旅を満喫させてもらう。

 今更ながらではあるが伊那谷は、東西を赤石山脈(南アルプス)と木曽山脈(中央アルプス)に挟まれた盆地である。 南北に続く伊那谷を挟む両山脈それぞれの山裾には、広域農道をつなぐツーリングルートが続いている。 そして今回は、広域農道西部山麓線から始まる、伊那谷の西側斜面を北上する広域農道ルートをたどることになる。


伊那谷を見下ろす広域農道西部山麓線に駆け上がり、飯田市街の混雑を迂回する


 広域農道西部山麓線を終点まで走りきると、県道15を繋いでさらに高台を走るハーモニックロードへと駆け上がった。 日頃は、自分で行程を企画することが多いゆえに、先輩幹事の先導に繋がって走る旅はルート構成が新鮮で面白い。 なるほど、こうやって繋ぐのかぁとうなづきながら走り続ける。

 そして、ハーモニックロードの中程まで走った月夜平大橋展望台に立ち寄り小休止、皆で並んで伊那谷を挟んでつながる赤石山脈の雄大な景色を望む。 1台分のスペースがあれば好きなビューポイントで停まれるソロツーリングと違って、10名を超える大所帯で停まれる場所を探すのは行き当たりばったりでは無理だろう。 緻密な工程表が必要なのも推して知るべし、改めて先輩幹事の苦労に感謝しながら春霞の伊那谷を並んで眺める。 


ハーモニックロードで月夜平大橋を渡った伊那谷を望む展望台で小休止


月夜平大橋展望台から伊那谷越しに続く赤石山脈を望む


 その後、ハーモニックロードを終点まで走りきると再度県道15に下り北上を続けた。 そして昼時となり、昼食をとる予定の道の駅花の里いいじまに到着した。 道の駅の屋根越しに冠雪が残る木曽山脈を望み、次鋒の空木岳(2,864m)、それに続く南駒ヶ岳(2,841m)がよく見える位置にW800streetを停めた。


道の駅花の里いいじま、屋根越しに冠雪が残る木曽山脈を望む


 W800streetを駐車場に停めると、早速道の駅で営業する味処みよしを訪れ、伊那谷名物と推されるソースかつ丼1,200円也を注文した。 驚きもしないが外しもしないご当地グルメ(笑)、たっぷりのキャベツの上に光り輝くソースをまとったトンカツは柔らかく、東京のホテルで長年修業した板長の目利きと腕が伺える。 そして、地元名産を謳う信州みその味噌汁が良い塩梅で、「味噌汁が美味い店にはずれ無し」という持論を持ち出したくなる(笑)。

味処みよしのソースかつ丼1,200円也、定番のご当地グルメのレベルは高い



 ソースかつ丼を一気に完食した腹ごなしを兼ね、木曽山脈の全容を眺めようと道の駅の裏手まで歩くと、「花の里いいじま」の肩書通りに満開の桜並木が続いていた。

 直売所では、アルストロメリアなどのフラワーハウスで栽培された鉢植えや、季節に応じた地元花々のアレンジメントなども販売されているとのことである...っが、酔狂なバイク道楽に興じる還暦親父の頭の中は、すでに得体のしれぬ花が咲き乱れ(笑)、これ以上の花の土産は不要と早々に身支度を整える。

 それにしても、あらかじめ配布された詳細なスケジュールが頭に入っているのか、休憩ポイントから揃って走り出す参加者の手際の良さには感心する。 その”あうん”の段取りに、下道をつなぎ長旅をこなしてきた経験をうかがい知るのである。

 

「花の里いいじま」の肩書通り、道の駅の裏手まで続く桜並木


 道の駅花の里いいじまから走り出すと、県道15は道なりに伊那南部広域農道となり、満開の桜に彩られたクルージングを満喫する。 さらに、伊那南部広域農道から道なりに伊那西部広域農道へと走り継ぐと、正面に木曽山脈最高峰の木曽駒ケ岳(2,956m)がそびえ、そして伊那谷から木曽谷へと木曽山脈を越える国道361に合流する。

 地元の生活道路としても使われる今回の広域農道ルートだが、木曽山脈を見上げながら伊那谷対岸の赤石山脈を望む絶景快走ルートである。 もっとストイックにライディングを楽しみたいなら、赤石山脈側の麓を南北に走る広域農道ルートの方が、よりワインディング度が高いかもしれない。 


県道15から道なりに伊那中部広域農道へ、満開の桜の中を快走する


道なりに伊那西部広域農道に入ると、正面に木曽山脈の最高峰木曽駒ケ岳を望む


 伊那西部広域農道が国道361に交差すると、予定通りに木曽山脈を貫ける権兵衛トンネル(全長4,467 m)にむけて舵を切り駆け上がって行った。 1993年に着工し2006年に開通した権兵衛トンネルのおかげで、かつて冬季には通行止めになっていた権兵衛峠をこえる旧街道にかわり、有料道路と見紛う現在の国道361が伊那と木曽を結ぶこととなった。


国道361の権兵衛トンネルへの駆け上がり、伊那谷から木曽谷へ木曽山脈を越える


 旧晴れたらふらっとHPを振り返ってみると、かつて権兵衛トンネルがまだ工事中だった2004年8月に、当時の愛車ZRX1100で権兵衛峠を越えていた。 当時のレポートでは、「工事中の権兵衛トンネルが開通すれば、旧街道の通行車両が減って思い切り峠越えを楽しめる」...っと男前に語っていたが、二輪用ETCなんぞを装着して手早く美味い峠を探し回遊する現在、いまさら艱難辛苦の酷道越えに回帰することは出来そうにない(笑)。


旧権兵衛街道と峠付から見下ろす伊那谷の眺め(2004年8月撮影)


 権兵衛トンネルであっという間に木曽山脈を貫けると、木曽川に沿って国道19を南下して道の駅日義木曽駒高原にたどり着いた。 伊那谷側から見上げていた木曽駒ケ岳を、木曽谷川から望むことが出来るのがなんとも面白い。

 道の駅日義木曽駒高原では、旬の地元食材や食品加工品が充実しており、今回は奥飛騨温泉郷の酒宴に備えて、信州純米酒PRS(Pure Rice Sake)セットをご購入。 横文字が併記された外国人観光客目当ての商売を垣間見るが、個性的な信州の純米酒がセレクトされたなかなかの優れもの、自宅の独り利き酒?用の土産に、もう1セット仕入れておけばよかった...仮に購入してもどうせ今宵呑んでしまうのだろうが(笑)。


伊那谷から木曽谷に貫け、道の駅日義木曽駒高原から木曽駒ケ岳を望む


木曽路の食材が充実した道の駅、奥飛騨温泉郷の夜に備え信州純米酒セットを購入


 道の駅日義木曽駒高原から国道19に走り出して木曽川沿いを南下すると、程なく国道361に分岐して木曽大橋で木曽川を渡った。 その後、白樺林を抜ける快走路を標高1,100m~1,300mの開田高原に向けて思いっきり駆け上がると、新地蔵トンネル(1,645m)を貫けた峠道の先に御嶽山が顔を覗かせてくれる。

国道19から国道361に分岐し、白樺林が広がる開田高原へ駆け上がる


 そのまま走り続けると、いよいよ本格的なワインディングに差し掛かり、開田高原越しに御嶽山(3,067m)を望む九蔵峠展望台にたどり着いた。 春の日差しに霊峰御嶽山の冠雪が光り輝き、しばらくの間その神々しい景色を言葉無く眺める。 休日には大勢の観光客で賑わうビューポイントだが、平日のツーリング初日だったせいか我々だけの貸切状態となった。


九蔵峠展望台から冠雪が春の日差しに輝く御嶽山(標高3,067m)を望む


 御嶽山を望むこのルートをたどると、2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火災害のことを思い出し今だに少し緊張してしまう。 思い返せば、御嶽山で死亡58名、行方不明5名を出した戦後最悪の火山災害が発生した時、木曽山脈を隔てた伊那谷をGSX-R1000で走り回り、能天気に飯田の洋食屋でハンバーグを食っていた晴れふら親父である。

 度々訪れていたツーリングルート起こった未曽有の自然災害にショックを受け、被災者の無事を祈る家族のことが報道される度に、突然大切な人を無くした人たちの悲しみの深さと、日常で遭遇し得る自然災害の怖さを思い知った。 自然災害に限らず、バイク旅なんぞにうつつをぬかす親父が教訓とすべきことは多く、”少し緊張する”くらいのメンタリティが丁度良いのかもしれない。

 九蔵峠展望台の眺めを満喫して再び国道361に走り出すと、さらにアップダウンを伴うコーナーの切り返しが連続するライディングタイムに差し掛かる。 木曽御嶽山を背中に感じながら走り続けると、やがてコーナーの先に乗鞍岳(3,026m)が顔を覗かせ、いよいよ目的地の奥飛騨温泉郷が近づいてきたことを知る。


国道361は徐々にタイトな峠道となり、コーナーの先には乗鞍岳が見えてくる


 ここへきてW800streetの燃料残量警告表示が点灯するが、みな給油を気にするそぶりも見せず走り続けている。 自宅から待ち合わせ場所までの移動距離に違いがあるとはいえ、誰よりも早く燃料を欲しがる相棒の燃費が悪いのか、乗り手の協調性に欠ける乗り方のせいなのか(笑)。

 兎にも角にも奥飛騨の山中でガス欠騒動は嫌なので、皆が道の駅飛騨たかね工房で休憩している間に先行して給油を済ませることにした。 そして案の定、一旦先行して走り出すと給油を終えても留まることが出来ず、国道361沿いの美女高原から国道158へ貫ける飛騨農園街道へと独り駆け上がることとなった(汗)。

 飛騨農園街道は、2021年には国道361(道の駅ひだ朝日村)から国道41(新大坊橋)に抜ける南側区間も開通しているので、混雑する高山市街を迂回して国道41、国道361、国道158を繋ぐことができる広域農道である。

 そして今回走った飛騨農園街道の北側ルートは、西に白山、東に乗鞍岳を望める稀なポイントもあるが、基本的に山から削り出した農道からの見通しはあまり開けず、良く言えばライディングに集中できるワインディングと言える。

 この日も勢いよく農道に駆け上がったものの、工事車両が通行する区間の路面が細かい砂で覆われペースダウンを強いられる。 コントラストがつかぬ砂に走行ラインを見極められず、齢と共に衰え著しい視力ケアの必要性を思い知る。 


飛騨農園街道で国道361から国道158へぬける、アップダウンを伴うテクニカルな峠道


 浮き砂でペースダウンを強いられる区間はあったが、それなりのペースで飛騨農園街道を国道158まで走りきると、平湯峠(1,684m)を貫ける平湯トンネルにむかって標高を稼いで行く。 行く手にランドマークとなる乗鞍岳を望み、己が何者で何処を走っているのか俯瞰できる...もとい、何処を走っているのかは分かるが、何者なのかは今だによくわからぬ親父である(笑)。


平湯トンネルに向け、正面に乗鞍岳を望みながら国道158で標高を稼ぐ


 その後、平湯トンネルを貫け笠見橋を渡った駐車場から振り返ると、平湯温泉越しに安房峠周辺の山々の景色が広がっていた。 まだまだ残雪と冬枯れの景色が広がるが、5月中旬に入って乗鞍スカイラインも開通する時期になると、燃えるような新緑に心を奪われる場所である。 考えることは皆同じ、本格的な行楽シーズンを迎えると景観を遮る観光客もどっと増えるのだが...。


平湯トンネルを貫けた笠見橋から安房峠周辺の山々を望む


 その後平湯温泉まで国道158を一気に駆け降りると、安房峠道路平湯IC交差点から国道471に分岐し、さらに高原川に沿って奥飛騨温泉郷栃尾温泉にむけて下って行った。 五つある奥飛騨温泉郷の一つ栃尾温泉は、高原川が北アルプスから流れ出る蒲田川との合流場所にあり、トチノキが沢山生えていたことが地名の由来と言われている。

 そして先輩幹事が用意してくれた今宵の宿は、小さな蕎麦屋を併設する温泉民宿宝山荘である。 給油を口実に飛騨農園街道に独り駆け上がり、走り出したら止まれぬ本能に従い一番乗りの到着となった晴れふら親父である。 程なく、先行車を見たら追いたくなる本能に従ったDIAVEL乗りが到着し(笑)、酒宴を待てぬ呑兵衛親父二人は道の駅で仕入れた純米酒をウエルカムドリンクに乾杯する♪

 その後本隊も無事に到着して、湯量が豊富な源泉かけ流し温泉に浸かるなど、夕食前の一時を思い思いに過ごすこととなった。 泉質は癖の無い単純温泉で、露天風呂を併設した男女別浴場に加えて、先客が無ければ24時間いつでも無料で貸切利用できる露天風呂がある。


今宵の宿、飛騨温泉郷栃尾温泉の温泉民宿宝山荘に独りたどり着く


 その後、久しぶりに再会したツーリングメンバーと近況を交わし、奥飛騨温泉郷のゆっくりとした時間の流れに浸っていると、お待ちかねの夕食の時間となった。

 夕食が配膳された広間を訪れると、地元奥飛騨と富山湾の旬の食材が、滋味深い奥飛騨の郷土料理に仕立てられて並ぶ。 前菜三種は、甘く柔らかい筍、山菜おひたし、そしてホタルイカ、そして珍しい鯰のお造り、飛騨牛とイワナの朴葉焼き、地鶏にブリやキノコと山海の食材たっぷりの鍋、仕上げには蕎麦屋を営む宿の洗練された手打ちそば。 酒呑みの盃は止まらず、飯食いの箸も止まらず、飯が旨けりゃ会話も弾む♪

滋味深い宝山荘の夕食、酒呑みの盃は止まらず、飯食いの箸も止まらず、


地元奥飛騨と富山湾の旬の食材、そして蕎麦屋が打った蕎麦に大満足


 大満足の郷土料理、奥飛騨温泉の贅沢なかけ流し、そして感じの良い接客と清潔感のある施設...追加注文した酒類も含めこれだけ充実していて、諭吉一人とワンコインのリーズナブル料金に、先輩幹事の手腕には重ね々々感心させられる。

 楽しい夕食を終えても宴会は終わらず、宿に用意してもらった焼酎で会話が弾み、明日の朝食時間を確認してお開きとなる。 事前に配布された明日の行程表をGoogle mapで確認しながら、心地よい眠りにつくこととなった。

...二日目に続く

 


ツーリング情報


道の駅 信州平谷  長野県下伊那郡平谷村252 (電話)0265-48-2911(ひまわりの湯)


道の駅 花の里いいじま  長野県上伊那郡飯島町七久保2252番地 (電話)0265-86-6580


道の駅 日義木曽駒高原  長野県木曽郡木曽町4730-3 (電話)0264-23-3644


奥飛騨温泉郷栃温泉 宝山荘  岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾457-10 (電話)0578-89-2358



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