ZX-6Rとライディング vol.4(二輪用ドラレコ)
これまでは、ヘルメットに装着したカメラ付きインカムをドラレコの代用にして、モバイルバッテリーを脇に貼りつけて連続録画を可能にしていたのだが...後方録画ができない、本体やバッテリーへの充電等の事前準備の煩わしさ、録画の開始や停止操作の煩わしさ、雨天時の防水性能への懸念などがあった。
今回はついに、防水仕様の二輪用ドラレコを取り付けることにした。 ZX-6Rのバッテリーから電源をとって、イグニション・キーに連動して自動的に録画開始/停止されるので、間に合わせのドラレコ操作の煩わしさから解放されることになる。 インカム・カメラは友人とのツーリングで通話機能を中心に使用し、カメラ機能はサーキット走行等で記録に残したい場面の補助的な撮影に用いることにする。
そして購入機種を思案した結果、二輪専用用ドラレコ DAYTONA M777Dを購入することにした。 機種選定の理由は、シート下の収納スペースが限られるZX-6Rにも、取り付け可能なシンプルな構成だったからである。 GPS機能や衝撃検知機能などは備えてないが、必要十分な録画機能で価格がリーズナブルに抑えられているのが有り難い。
録画機能やmicroSD、バッテリーなど前方カメラに内蔵され、シート下に収める必要があるのは、前方カメラと後方カメラの配線やコネクタ、アクセサリー電源配線やヒューズ位である。 また、内臓バッテリーやmicroSDなど、録画機能が前方カメラに集約されており、ヘルメットに装着してアクションカメラとして使用することも可能である。
DAYTONAのサイトでは詳細な仕様や取り付け方法が説明されているので、ドラレコ機能だけでなく愛車への取り付けやすさも確認できると思う。 また、YouYubeには実際の撮影動画がアップされており、いやはや何とも便利な時代になったものである。 蛇足ながら、ZX-6Rに搭載した際の、電源配線やカメラ取り付けについて簡単に触れておきたい。
配線作業
必要な配線接続は、M777Dの電源をZX-6Rのアクセサリー電源から取るだけ。 ZX636GKの取り扱い説明書を確認すると、オプションのUSB電源用にアクセサリ・コネクタ(~23W,2A)が用意されており、そのオプション端子を使用することにした。 最近は、スマホなどの情報機器向けのオプション電源が用意されていることも多く、DIY電源配線に使える電源端子が無いか確認してみた方が良さそうである。
今後さらに、てんこ盛りの家電製品(笑)を相棒に取り付けることになったら、バッテリー直結のアクセサリー電源ユニットを付けたいところだが、ZX-6Rのシート下にそんなスペースは見当たらず...いよいよ、マフラー交換で不要になった排気デバイスのサーボモータに、キャンセラーを代役に退去いただくしか無さそうである。
そして、ZX636GKの取扱説明書に記載されていた、フロント・アッパーカウル内の右ヘッドライト後方を探すと、配線ブーツをめくって(+)白/青、(-)黒/黄配線のギボシ端子にたどりついた。 一般的には、ショート防止のために(+)側がスリーブに覆われたメスのギボシ端子になっているので、(+)/(-)配線の接続に迷うことは無いだろう。
一方で、M777D側の電源配線は切りっぱなしの被覆配線になっているので、電工ペンチで市販のギボシ端子をカシメてやれば、そのままZX-6Rのアクセサリ・コネクタに繋ぐことが出来る。 その他、シート下には電源配線と前後カメラの接続配線を引き回すだけなので、サイドカバー内とシート下の隙間にそれらを納めて配線作業は完了する。
フロント・アッパーカウル内のオプション電源を使用、接続はこれだけ
カメラ取り付け
カウル・スクリーン脇に付属のカメラホルダーを貼り付けて、シリンダー状のフロントカメラを取り付けた。 水平/垂直方向のカメラ軸は、WiFi接続したスマホアプリで映像を確認しながら調整できる。 愛車の保管状態によってはカメラの盗難が心配になるが、ツーリングの度にカメラを着脱するのは現実的ではないかもしれぬ。
前方カメラはカウル・スクリーン脇にホルダーを貼り付けて固定
リヤカメラは煽る気満々の後続車に見せびらかしたいので(笑)、モトGPのライブカメラばりにシングルシート後方に取り付けたかったが、長旅用の荷物が積載できなくなるため、テールライト脇に取り付けることにした。 両面テープでカメラを貼り付けて取付完了。 フロントカメラと同じくスマホアプリで画像をみながら、レンズを回転させて水平/垂直軸を調整することが出来る。
後方カメラはテールランプ脇に貼りつけ、後続車に認識させたいところ
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