#映画 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は、デヴィット・フィンチャー監督、ブラット・ピット主演で、2009年に公開された米国映画である。 老人として生まれ歳を取るごとに若返って行く、ブラッド・ピット演じるベンジャミンと彼が出会った人々の人生を描いた映画。
この映画が終始伝えようとしているのは、「自分らしい人生を歩んでほしい」、「新しい挑戦に年齢は関係ない」というメッセージであろうか。 難解な比喩表現など用いずに、登場人物の台詞として分かりやすく伝えられるところに好感が持てる。 さらに、永遠に続くものは無いという現実を描きながらも、人生を終える瞬間に永遠だと感じる瞬間が訪れることを示唆してくれている。
年老いて生まれ若返るという現実ではありえないシチュエーションは、シリアスな現実世界とそれを乗り越えるヒントを伝えるために設定されたのだろう。 還暦親父が己の経験を振り返りながら鑑賞すると、様々に思い当たる場面がフラッシュバックし、共感できるメッセージがダイレクトに伝わってくる映画なのである。
...っとここまでは、万人共通の生き方に関するテーマだと思うが、ここからはバイク親父が同類の方々に紹介したい見どころに触れてみたい(笑)。
それは、ベンジャミンが人生の節目に旅立つときに、旅の相棒として登場するオートバイである。 インディアン、トライアンフ、そしてロイアルエンフィールド。 映画のテーマでもある自分らしい自由な生き方を表現するのに、自由な旅を感じさせるオートバイが必然だったのかもしれない。
ベンジャミンがオートバイを駆る姿に刺激を受けた昭和親父、乗り手の容姿の違いはご容赦いただくとして(笑)、身の丈に応じた自分の旅バイクを傍らに、自分らしい生き方を探し走り続けて行きたいものである。 はたして、己がこの世を去るときに、無限の軌跡を描き羽ばたく”ハチドリ”は飛び立ってくれるのだろううか?
身の丈に応じた旅バイク? W800 street(2023年型)
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